◎食物繊維を上手に摂りましょう
食物繊維にはコレステロールの吸収を妨げたり血液中のコレステロールを減らす作用があります。現代人の食生活では食物繊維が不足しがちなので、積極的に野菜類を食べ、食物繊維を十分摂るようにしましょう。
◎食物繊維の種類
食物繊維には水に溶けやすい「水溶性」と、水に溶けにくい「不溶性」の2種類があります。通常、食物繊維を含む食品には「水溶性」と「不溶性」の両方の食物繊維が含まれますが食品によってそのバランスは異なります。
〇水溶性の食物繊維…胆汁酸を吸収する働きが強く、血液中のコレステロールを減らします。野菜類、豆類、海藻類、果物に多く含まれます。
〇不溶性の食物繊維…主に便のかさを増し、便通を良くするのに役立ち、コレステロールや中性脂肪の吸収を妨げ便として排出します。いも類、根菜類、きのこなどに多く含まれています。血中のコレステロールを減らす効果が高いのは水溶性食物繊維と言われます。しかし水溶性も不溶性も十分に摂ることが高脂血症を防ぐことに繋がります。
◎腸内細菌
私達のおなかの中には、100種類、100兆個もの細菌が棲みついています。この細菌の中には、私達のおなかの健康に良い働きをする善玉菌と、悪い働きをする悪玉菌がいます。この善玉菌の代表格がビフィズス菌です。
ビフィズス菌の働きは、おなかの中で便通を改善したり免疫力を高めたり、腸内の悪い細菌を減らしたりする働きをすることで知られています。
腸内に棲む多くの細菌は、年齢、食生活などによってその数が大きく変わります。例えば、高肉食をつづけると有益なビフィズス菌の数が減って悪玉菌(ウェルシュ菌)が増えてきます。このような悪玉菌の増加は、私達の健康に害を及ぼします。
健康なおなかを保つためにはビフィズス菌を摂ることが大切です。私達が口から摂ったビフィズス菌は、胃で酸にさらされ,胃を通過したあとは胆汁酸にさらされます。そこでビフィズス菌には、胃酸に強く、胆汁酸に強いことが求められています。
イサゴールは古くインドの伝承医学アーユルヴェーダの日常の健康法のなかで使われてきた植物の種の皮(サイリウム・ハスク)です。1袋で3gの食物繊維がとれます。
■便秘の方はまず栓を抜いてから(便をお薬で出してから)飲んでください。
便性 | 快便 | 注意すべき便 |
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便の色 | 黄色っぽい | 黒っぽい、赤、灰色 |
便の匂い | ほとんど匂わない | 臭い |
便の形 | バナナ状、水に浮く | カチカチ、コロコロ、泥状、水状 |
便の量 | バナナ大2~3本、200~300g | 少ない |
便の硬さ | 硬からず、柔らかからず | 硬すぎ、柔らかすぎ |
排便のリズム | 毎日同じ時間1分 | 毎日違う時間、トイレの時間が長い |
=健康なウンチ